危険物取扱者試験甲種「危険物に関する法令」勉強法 (その1)~合格率UP~
「危険物取扱者 甲種」の試験科目は、
①危険物に関する法令 15問
②基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問
③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 20問
上記3科目が一括して行われる試験で、試験時間は2時間30分、各科目60%以上正解する必要があります。
1科目でも60%未満があれば不合格となります。
ここでは、試験科目①危険物に関する法令の勉強方法についてお伝えしたいと思います。
やることは2つ。これ以外やる必要はありません。
1.「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」(公論出版)を3周解き続ける
⇒ 2周目までは苦痛ですが、3周目には記憶に残るような構成になっています
2.管理人作成の覚えるリストを試験日10日前から毎日記憶する
リスト数は19個(①~⑲)になります。
リスト①
指定数量 | 第2類 | 硫化りん・赤りん・硫黄 | 100㎏ |
鉄粉 | 500㎏ | ||
引火性個体 | 1,000㎏ | ||
第3類 | カリウム・ナトリウム | 10㎏ | |
黄りん | 20㎏ | ||
第4類 | 特殊引火物 | 50L | |
第一石油類 | 非水溶性200L、水溶性400L | ||
アルコール類 | 400L | ||
第二石油類 | 非水溶性1,000L、水溶性2,000L | ||
第三石油類 | 非水溶性2,000L、水溶性4,000L | ||
第四石油類 | 6,000L | ||
動植物油類 | 10,000L |
※第4類の品名と物品は覚えざるを得ないです。
「ガソリン」は第4類の第一石油類の非水溶性、等々
品名と物品を覚える際、「水溶性 or 非水溶性」「比重が1より大きいかどうか」の2点を押さえておくと、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の試験対策にもなります。
リスト②
「危険物保安統括管理者」の選任が必要な製造所等
製造所・一般取扱所 | 3,000倍以上 |
移送取扱所 | 指定倍数以上 |
「危険物保安監督者」の選任が必要な製造所等
製造所・一般取扱所 | |
× | |
屋外タンク貯蔵所 | |
屋外貯蔵所 | 30倍以上 |
移送取扱所 | |
給油取扱所 | |
※移動タンク貯蔵所は必要無し |
「危険物施設保安員」の選任が必要な製造所等
製造所・一般取扱所 | 100倍以上 |
移送取扱所 |
「製造所・一般取扱所」は常にセットです。
「危険物保安監督者」の選任が必要な製造所等は、上記の形で覚えるのがコツです。
なぜ「×」が入っているのか?
なぜならば、この形で覚えると、全体を通して効率よく覚えやすくなるからです。
もう少し詳しく説明すると、「×」のところには、「屋内貯蔵所」が入りますが、「屋内貯蔵所」には「危険物保安監督者」の選任が必要無いことを表しています。
管理人作成の覚えるリストの残り③~⑲を覚える上で、基本の型があります。
製造所・一般取扱所
屋内貯蔵所
屋外タンク貯蔵所
屋外貯蔵所
この基本型を意識して覚えると非常に覚えやすくなります。
残り③~⑲は改めて本ブログで公開します。