危険物取扱者試験甲種「危険物に関する法令」勉強法 (その1)~合格率UP~

2021年9月26日

「危険物取扱者 甲種」の試験科目は、

①危険物に関する法令 15問

②基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問

③危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 20問

上記3科目が一括して行われる試験で、試験時間は2時間30分、各科目60%以上正解する必要があります。

1科目でも60%未満があれば不合格となります。

ここでは、試験科目①危険物に関する法令の勉強方法についてお伝えしたいと思います。

やることは2つ。これ以外やる必要はありません。

1.「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」(公論出版)を3周解き続ける

 ⇒ 2周目までは苦痛ですが、3周目には記憶に残るような構成になっています

2.管理人作成の覚えるリストを試験日10日前から毎日記憶する

  リスト数は19個(①~⑲)になります。

 

リスト①

指定数量第2類硫化りん・赤りん・硫黄100㎏
鉄粉500㎏
引火性個体1,000㎏
第3類カリウム・ナトリウム10㎏
黄りん20㎏
第4類特殊引火物50L
第一石油類非水溶性200L、水溶性400L
アルコール類400L
第二石油類非水溶性1,000L、水溶性2,000L
第三石油類非水溶性2,000L、水溶性4,000L
第四石油類6,000L
動植物油類10,000L

※第4類の品名と物品は覚えざるを得ないです。

「ガソリン」は第4類の第一石油類の非水溶性、等々

 品名と物品を覚える際、「水溶性 or 非水溶性」「比重が1より大きいかどうか」の2点を押さえておくと、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の試験対策にもなります。

 

リスト②

「危険物保安統括管理者」の選任が必要な製造所等

製造所・一般取扱所3,000倍以上
移送取扱所指定倍数以上

「危険物保安監督者」の選任が必要な製造所等

製造所・一般取扱所
×
屋外タンク貯蔵所
屋外貯蔵所30倍以上
移送取扱所
給油取扱所
※移動タンク貯蔵所は必要無し

「危険物施設保安員」の選任が必要な製造所等

製造所・一般取扱所100倍以上
移送取扱所

「製造所・一般取扱所」は常にセットです。

「危険物保安監督者」の選任が必要な製造所等は、上記の形で覚えるのがコです。

なぜ「×」が入っているのか?

なぜならば、この形で覚えると、全体を通して効率よく覚えやすくなるからです。

もう少し詳しく説明すると、「×」のところには、「屋内貯蔵所」が入りますが、「屋内貯蔵所」には「危険物保安監督者」の選任が必要無いことを表しています。

管理人作成の覚えるリストの残り③~⑲を覚える上で、基本の型があります。

基本型

製造所・一般取扱所

屋内貯蔵所

屋外タンク貯蔵所

屋外貯蔵所

この基本型を意識して覚えると非常に覚えやすくなります。

残り③~⑲は改めて本ブログで公開します。