危険物取扱者 甲種

2022年1月25日

危険物取扱者 甲種ってどんな資格? 勉強方法&合格のポイントを徹底解説

危険物取扱者 甲種 試験ガイド

受験資格甲種は受験資格が必要です。
乙種、丙種は年齢、学齢等の制限はなく、誰でも受験可
申込受付随時(試験2カ月前頃)
⇒ 管理人の場合には、受付期間:2020年12月7日~12月18日
  試験日:2021年2月11日(木・祝)でした
試験日甲種は、東京都で例年 年4回実施
乙種4類は各都道府県で年2回以上(東京都は毎月3回~4回程度)
試験地各都道府県
⇒ 管理人の場合は、東京都で受験しました
  試験場所は、(一財)消防試験研究センター 中央試験センター
  渋谷区幡ヶ谷1‐13‐20(京王線笹塚駅から歩いて5分程度)
出題形式マークシート 五肢択一
受験手数料6,600円 (乙種:4,600円、丙種:3,700円)
合格率令和元年度39.5%(全国平均)令和2年度42.5%(全国平均)
試験実施機関財団法人 消防試験研究センター

甲種 危険物取扱者は国家資格です。

甲種は危険物第1類から第6類の全ての危険物を取り扱うことが出来ます。


甲種 危険物取扱者試験の受験資格は?

【1】大学等において化学に関する学科等を卒業した方

 ⇒ 管理人はこの対象者となり、何とか受験資格を得ることが出来ました

【2】大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した方

【3】乙種危険物取扱者免状を取得している方(4種類以上取得している必要あり)

【4】修士・博士の学位を取得している方(化学に関する専攻のみ)

管理人の経験で、気を付ける点としては、

危険物取扱者を甲種から受験する人(上記【1】【2】【4】の対象者)で、初受験の人

⇒ 電子申請は出来ません!

従って、願書を消防試験研究センター各支部、消防署等に取りに行く必要があります(郵送でも受け取れます)。

管理人は、仕事の昼休み中に都内の消防署に取りに行きました(「同僚の分もお願いします…」と妄想を伝え、念の為に2部入手)。


甲種 危険物取扱者試験科目、問題数、試験時間合格基準は?

①危険物に関する法令(法令)15問

②物理学及び化学(物化)10問

③危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法(性消)20問

合計45問を2時間30分で解答します。

合格基準は、①、②、③の成績が、それぞれ60%以上

例えば、②の物化が5問の正解(50%)だった場合、①法令と③の性消が満点でも不合格になります。

試験時間は余ります、確実に。受かる人は少なくとも。

試験当日の会場の様子については、


管理人の勉強時間、勉強方法をお伝えします。

2020年11月末頃、次に受験する資格をネットで漁っていたところ、最近仕事で化学メーカーの方々と会う機会が多くなってきたこともあり、ふと「危険物取扱者」の資格が目に飛び込んで来たことが受験しようと思ったきっかけ。

最初は乙種を受験しようと思いましたが、調べていくと、甲種の受験資格があるのであれば、甲種から受けた方が手っ取り早いと考え、受験資格の確認に1週間程度要することになりました。※別述

従って、勉強期間としては、2020年12月初旬~2021年2月11日試験当日まで。

総勉強時間は、120時間程度。平日平均1時間、土日平均各3時間。

購入したテキストは、

「1回で受かる!甲種 危険物取扱者 合格テキスト」(コンデックス情報研究所)※最新版は下記(2022年1月現在)

「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」(公論出版)※最新版は下記(2022年1月現在)

の2冊のみ。

「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」(公論出版)<※当時の版>は、街の本屋さんでは販売していませんでした(今も本屋さんには無いですね・・・)。

最初に、試験の全体の概要を掴むために、「1回で受かる!甲種 危険物取扱者 合格テキスト」を読みました。

この1冊だけだと管理人は確実に落ちていたと思います。

続いて、「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」<※当時の版>の問題を解きました。

問題構成は、

第1章 危険物に関する法令

第2章 物理・化学

第3章 危険物の性質・火災予防・消火の方法

となっており、各章各項目ごとに過去問がまとめて収録されており、意識せずに記憶出来るように構成が練られており、管理人としての評価は◎です。

最初の1周目は、「1回で受かる!甲種 危険物取扱者 合格テキスト」を再度読み、該当項目の「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」の問題を解く、という流れで進めました。

このやり方で気付いた点としては、「1回で受かる!甲種 危険物取扱者 合格テキスト」で掲載されていない論点が過去問の「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」に多くあることでした。

そこで、「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」のみで勉強を進めることにしました。各章各項目ごとに過去問を解くための必要最低限のテキストが掲載されており、2周目解く際には、各項目ごとに問題を解き終わった後に、各項目ごとのテキスト部分に目を通す、というやり方に変えました。併せて、間違った部分をルーズリーフにメモを残しつつ、「危険物に関する法令」については、覚えなければいけない数値部分を抽出し、試験残り10日間は、毎日確認をしました。

「危険物に関する法令」勉強法近々本ブログで公開します。を公開しました。

試験当日の朝に問題集3周目を解き終わり、試験に臨みました。


合格のポイントは?

合格通知が届いてから記載したいと思います。(2021年3月11日合格発表)

2021年3月11日、センターHPで確認したところ、無事合格していました。

①危険物に関する法令(法令)15問

②物理学及び化学(物化)10問

③危険物の性質並びにその火災予防及び消化の方法(性消)20問

の正答率は通知が届くのを待ちたいと思います。

⇒ 試験結果通知書が本日3/12に届きました。

正答率は、①法令100%、②物化100%、③性消95%

1問間違っていたようですが、上出来です。

管理人の勉強方法を参考にして貰えればと思いますが、

合格のポイントとしては、「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」をやることに尽きます。

実際の試験を受けてみての感想としては、過去問そのままの問題(過去問使い回し)が3割過去問の選択肢の表現が少し変えられたものが4割過去問で問われた内容、論点をしっかり理解しておけば解ける問題が3割といったイメージでした。

つまり、過去問=「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」だけやれば、満点近い点数が取れる、ということになります。

ただし、②の物理・化学については、10問中2問が「2019年~2015年中に出題された651問収録 甲種危険物取扱者試験 2020年版」に取り上げられていない問題でした。20数年以上前の高校の化学を思い出しながら解いた結果、運良く正解していました。物理・化学は10問しかなく、1問当たりのウエイトが高いため、要注意科目と言えそうです。物理・化学に自信がある人でも、気を抜かないようにした方が良いかもしれません。

Posted by kimoty