食品表示検定 上級試験 試験問題を大胆予測!2021年11月試験

2022年1月28日

第11回の食品表示検定上級試験が2021年11月28日(日)に予定されています。

→ コロナ禍でしたが、無事実施されましたね!

上級試験は、法令、ガイドライン、Q&A等から食品表示全般について出題されます。

試験問題は、前半と後半に分かれています。合格基準80点以上/100点。

<前半>基礎知識分野(マークシート式)45分 35問=35点

<休憩>15分

<後半>専門知識分野(記述式)105分

①800字の記述(15点) ②表示チェック(20点) ③表示作成2問(各15点×2問=30点)

ズバリ出題が確実視される論点としては、

令和3年3月17日から運用が始まった、簡便な表示修正の論点

食品ロス削減を推進する観点から、適正な表示を記載したポップシール又はネックリンガーを容器包装の任意の場所に貼付又は配置することによる簡便な表示修正を認める

<前半>のマークシートの問題で出題されるとすれば

1.容器包装の表示を誤った場合、誤った表示の上からシール等を貼り付けて訂正することは可能である。

→ 〇(以前から可)

2.適正な表示を記載したポップシールを容器包装の任意の場所に貼付することによる簡便な表示修正は認められていない。

→ ×(令和3年3月17日から認められています)

3.消費者に誤認を与えない誤字、脱字等の表示ミスについては、安易に自主回収を行わないことが求められている。

→ 〇(食品ロスの削減を推進する観点)

4.適正な表示を記載したネックリンガーによる表示修正は、安全性に係る表示事項についての修正には認められていない。

→ 〇(安全性に係る表示事項=アレルゲン、消費期限、食品を安全に摂取するために加熱を要するかどうかの別等)

<後半>の800字の記述問題で出題されるのではないかとも考えられます。

⇒ 2022年1月28日:講評が出来ましたが、記述問題は、「食品の名称の表示について」だったようですね。

用語:「一般的な名称」「魚介類の名称のガイドライン」「食品表示基準別表第5」

予測問題

食品表示法第5条に規定する食品表示基準の遵守について、以下の用語をすべて用いて800字以内で説明しなさい。用語:「表示修正」「安全性に係る表示事項」「食品ロス削減」

記述ポイント!

①表示を訂正するために誤った表示の上からシール等により適正な表示を貼付することは差し支えない。

→ 消費者等に誤解を与える恐れがあることも留意し、消費者等からの問合せにはきちんと対応する等、事業者として適切な対応をすることが重要である。

②本来、誤った表示の上から適正な表示を貼付することにより明確に修正することが望ましい。

食品ロス削減を推進する観点から、適正な表示を記載したポップシールまたはネックリンガーを容器包装の任意の場所に貼付または配置することによる簡便な表示修正を認める運用が令和3年3月17日から始まっている。

→ ポップシールまたはネックリンガーによる修正を行う場合は、①ポップシール等が容易に容器包装と分離せず一体性がある、②正しい表示内容はポップシール等の方であることが明瞭であること、が条件となる。

→ ただし、当分の間、簡便な表示修正の方法は、アレルゲン、消費期限、食品を安全に摂取するために加熱を要するかどうかの別等、安全性に係る表示事項についての修正には認められていない。

④消費者に誤認を与えない誤字、脱字等の表示ミスについては、食品ロスの削減を推進する観点から、安易に自主回収を行わないことが求められる。

上級試験あるいは中級試験、又は両試験で十中八九出題されると思います。

”食品ロス削減”に焦点を当てた問題となった場合には、令和3年7月1日に施行された「玄米及び精米の表示」の改正部分についても絡めて問われる可能性があります(上級の場合)。

表示事項:「精米年月日」→「精米時期」

年月旬での表示が可能となりました。例:令和3年11月中旬

上級試験に合格するには、

<前半>30点以上/35点(出来れば満点)が勝負です。

<後半>の表示作成2問は多少の抜けモレがあったとしても部分点で8割はクリアできると思います。

<後半>の表示チェックは2問落とすと合格は厳しいと思います。1問4点で1問当たりの配点が大きい。

<後半>の800字の記述は、最低限とにかく800字書くこと。キーワードに関連する内容を記載すれば部分点が入ります。

上級試験の前半試験(マークシート)対策は、ズバリこれ!↓↓↓

食品表示検定

Posted by kimoty